ベトナムで遠回りする横着なタクシーへの対処法

今回は、ここハノイにおきまして、わざわざ遠回りして料金を稼ごうとする横着なタクシーへの対処法についての話です。

結論から先に言いますと、対処法はないです（笑）

そういうのが嫌な人は、最初からGrabとかUberなんかを使うとよろしいかと思います。
あと、最初に「ここ曲がれ」とか「あそこ曲がれ」と具体的に指示すると、「こいつ道知ってるな」と認識しますから、以降遠回りはしません。

ま、ただ、少々遠回りされたぐらいでは、料金など大したことはないですから、いちいち目くじらを立てるのもどうかと思います。
「生意気な日本人のハゲやガキ」ともなると、ちょっと道が違うだけでギャーコラ騒ぐ奴もいるようです。

私の場合、最短距離で急いでくれたドライバーにはチップを弾みますし、遠回りしたドライバーにはチップを渡さないので、結局大して料金は変わらないのです（笑）
しかし、そうすることによって、「正直にビジネスをした方が結局は自分の実入りが良い」ということを学ばせることはできます。
学んでるかどうかは知りませんが（笑）

とは言え、中にはとんでもなく横着なドライバーもいます。
そういう時に、ヘラヘラ笑ってる奴は阿呆です。

以前、夜にホアンキエムからキンマーのお好み焼き・千房へ行こうとタクシーに乗ったことがあります。
おおよそ15分～20分ぐらいの距離なので、「そろそろかな？」と思って、辺りを見ると、「あれれ？何か変だな？」という場所を走っています。

「どこかで見た光景だな」と思い、Googleマップで確認すると、見事にあさっての場所を走っていました（Vinmecというお大尽向けの病院の近く）
ここからキンマーまでだと、更に20～30分はかかります。

私は最近では、市中のベトナム人に腹を立てることは自粛しているのですが、「外人だと思って舐めてんな、この馬鹿」と思ったら、腹が立ってきました。
と言うか、このままではお姉ちゃんとの約束の時間に間に合いません。

私は滅多に怒ることなどないのですが（日本では。笑）、怒った時には口でごちゃごちゃ言うのではなく、問答無用で足を出すことにしています（笑）

しょうがないので、後ろから運転席を蹴り上げ、

てめぇ、こら、どこ走ってんだ、ボケ。

と、日本語で言うと、運転手は車を止め、ベトナム語で何やら言ってきました。

何を、こら、タコ。（何言ってるか、解んないけど。笑）

と、Google map を見せ、説明してやると、運転手はバレたと思ったのか、得意の言い訳をグダグダと言い出しました。
一般的なベトナム人の腹の立つところは、何かにつけグズグズと言い訳を言い出すところです。
ま、しかし、怒った時は問答無用なのです（笑）

私は、運転席のヘッドレストを蹴り上げ、

てめぇ、遠回りに何の言い訳があるんだ？ボケ。
止まってねーでサッサと行け、あほんだら。

と、道中、車のスピードが落ちる度にヘッドレストを蹴り上げ、赤信号で止まる度、

何止まってんだ？あほ。得意の信号無視で行け、ボケ。

と、ヘッドレストを蹴り上げ、無事に千房に着きました（笑）

メータ通りの金額を運転席にバラ撒いたら、今度は反抗的な態度で、何やらほざいて来たので、

てめぇ、一回、車降りろ。

と、ジェスチャー付きで言い、先に車を降りました。

運転手が降りて来ようとした時に、ドアめがけ渾身のミドルキック一撃で、ドアに頭をぶつけた運転手は、ドアロックをし、頭を抱えて運転席から出て来ません（笑）

てめぇ、降りて来いっちゅうの、ボケ。

と、ミドルキック、三日月蹴りの速射砲で車をボコボコにし、ドアミラーを破壊するも、タクシーは逃げて行ってしまい、現場には壊れたドアミラーの破片だけが落ちていました（笑）

遠回りして稼いだつもりが、車の修理代の方が高くつくので、二度と阿呆な考えは起こさないことでしょう。
ハノイから一台、ふざけたタクシーが減ったことと思います（笑）

めでたし、めでたし。