ベトナムとは何か?ベトナム人とは何か?

2017年8月30日水曜日

北朝鮮のミサイルが日本を通過したら円相場が急騰したけど、買った円はどうすんの?

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北朝鮮がミサイルを発射したら、円相場が急騰したらしいです。
昨今では「有事の際の円買い」が、ほぼ定着しており、東日本大震災の時ですら、円買いが進行した局面がありました。

当の日本が有事なのに、円買ってどないしまんねん?

とも思いますが、生き馬の目を抜くグローバル市場では「円」の信認が厚い訳です。
まぁ、どちらかと言えば「円の信認が厚い」と言うよりは、他の通貨がイマイチで、消去法で「円」が残ったとも言えます。

ドルにもかつての勢いはありませんし、実質中央銀行の機能が脆弱なユーロなどいざとなったら当てになりませんし、インチキ通貨の人民元や、紙屑にしかならないベトナムドンなど持っていても糞のフタにもならない訳です。

そうやって買われた「円」というのは、タンス預金をしていても意味が無いので、何らかの投資に向かうことになります。

が、しかし、日本への直接投資に向かう割合というのは些か低いです。
日本は現在、超低金利の国で、これは別の言い方をすれば、資本が豊富(お金がたくさんある)で労働力不足の状態です。
(ベトナムとは真逆)
資本の限界価値生産性というのは、利子率にほぼ等しいので、直接投資を行っても儲からないのです。

この場合、「日本でないと駄目」とか「日本で確実に儲かる」とか、何か別の理由がないと、なかなか直接投資には結びつきません。

しょうがないので、株式や国債に投資することになります。
株式も円高が進むと株価は下がってしまうので、比較的安定している国債等も購入します。
(利息が低いので、安定して儲かりませんが。笑)

そうやって国債の外国人保有率は徐々に上がって行きます。

そうすると、とんでもないことを言い出すトンデモ先生が現れます(笑)


アベノミクスは破たんの方向に進んでいる=日本国債の外国人保有比率が急上昇、“大惨事”も―法政大教授が警告


法政大教授の水野和夫先生は、民主党政権時代に仙谷由人の経済ブレーンだった人で、政権入りもしています。
道理で民主党政権時代の日本経済はボロボロだった訳です(笑)
朝日新聞や東京新聞、毎日新聞等は、先生の話を元に珍説を展開していたりします。

先生が言うには、

安倍政権の経済政策アベノミクスについて「事態はますます悪化しており、破たんの方向に進んでいる」と語った。
国債発行残高に占める外国人保有比率が上昇しており、日本の財政健全化の意志が弱いとみれば、外国人投資家はそれにつけこんで、「大惨事を引き起こすことで利益の極大化を図る」と警告した。

(中略)

外国人投資家の日本国債売りによる国債利回りの上昇リスクを、日本は抱えたことになる。


馬鹿も究めれば、ここまでになるか?!・・・、というインド人もびっくりの話です。

この手の話というのは、時々週刊誌などでも語られたりします。
たぶん、元ネタは先生なんじゃないかと思います(笑)

「ハゲ鷹ファンド等の外国人投資家が、日本の国債を売り浴びせ国債は暴落し日本は破たんする。」

という寝言です。

結論から先に言えば、こんなことは絶対に起こらないです。
無論、マーケットであるからには、上げ下げのトレンドを形成するのは当たり前です。
しかしながら、国債市場の暴落が起き、それにより日本の財政が破たんするなどファンタジーにもほどがあり、「明日、宇宙人が現れる!」と言われた方が、まだ信憑性があります。

何故なら、ハゲ鷹ファンドだかハゲ頭ファンドだか知りませんが、いくら何でも先生みたいな人達ほど馬鹿ではないので、絶対に損すると解り切っていることなど、やるはずがないからです。

こんな簡単なことは、ちょっと考えれば誰にでも解ることなので、解り易く簡単に説明しましょう。

例えば皆さんがハゲ頭ファンドのファンドマネージャーだとして、考えてみて下さい。
円建ての国債をショートポジションで売り浴びせ、暴落させて儲けようと思ったら、最終的に誰と勝負しないといけないと思いますか?

日銀ですよ(笑)

こちらの資金量には限りがありますが、日本の国債は円建てで発行されていますから、敵の資金量は無制限です。
勝負にならないどころか、一旦勝負したら最後、身ぐるみ剥がされ、ケツの毛まで抜かれます。
単に日銀が儲かるだけです(笑)

無論、ファンドマネージャーのあなたは、上司から扇子でハゲ頭を引っ叩かれ「クビ」を宣告されます。

そんな訳ですから、下げトレンドでセコく利ザヤを稼ぐことはできますが、暴落させようなんてことは不可能なのです。

なんやかんやで今回は、ベトナムとはあまり関係ない話になりました。
まぁ、難しい話にベトナム人を登場させようと思っても無理があるので、また次回からしょうもない話を続けます(笑)


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