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2018年3月3日土曜日

空手の型とキックボクシングとギターのアドリブ

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今回もベトナムとは何の関係もない話で、ほとんど誰も興味のない話だと思う(笑)

ハノイ滞在中には、週1で空手の稽古に通っていた。
空手の稽古なので、型の練習もあるのだが、私は元は極真空手をやっていたとは言えキックボクシングの方が長いので、空手の型の練習には全く興味がない。

そもそも試合やスパーリングで使えないものを覚えるのが面倒臭い。
だから、型の練習には参加していない。

こう言うと、必ず自称上級者の方からお叱りを受ける(笑)

お前は型の意味や重要性を理解していないのだ。

型は試合を想定しているのではなく、実戦を想定しているのだ。

型の意味や重要性を理解していないというのは、その通りかもしれない(笑)
とは言え、それを言うなら、前屈立ちと正拳中段突き、型の動きで試合をやって見せて欲しいものだが、そんな試合をする空手家を見たことが無い。

「実戦を想定している」というのは、ほとんど理解不能だ。
試合ですら使えないモノが実戦で使えるとは到底思えないし、目突きや金的を実戦と言っているなら、わざわざ空手など習う必要がない。

そもそも格闘技経験者が言う「実戦」というのは、壮大なファンタジーである。
「実戦で使える格闘技ハー!」なんて言っている奴が本当に実戦の経験があるのかは、甚だ怪しい。
「実戦」では、如何なる格闘技もほとんど意味がなく、「狂気」こそが最強である。
つまり、躊躇なく人を殺せるようなキチ○イが一番強いのである。

とは言え、実は私は「空手の型」を全否定している訳ではない。
「型」そのものは試合やスパーリングで使えないのだが、型の理論は使えるのである。
無論、キックボクシングでも使える。

例えば、キックボクシングでパンチや蹴り、カット等、一通り基本的な技を覚えたとして、スパーリングをやるとする。
たいていの人は、ほとんど何もできず、散々な結果になるに違いない。
何故そうなるかと言えば、「型」を知らないからである。

空手の型というのは、とどのつまりは、攻撃のコンビネーション、あるいは、相手の攻撃を受けて返すという一連の動きである。
これを知らずにスパーリングに臨めば、攻撃も受けも単発になるだけで、相手のローキックをカットしただけで精いっぱいで攻撃を返すことができない。

そこんところを、普段の練習で、左足でカットしたら右ミドルを返す、あるいは、左足でカット→右前蹴り→そのままスイッチして左ストレート→右フック→左膝蹴り、というような一連の動きで覚えてしまえば、スパーリングでも使えるのである。
要は、こういう一連の動き(=型)をいくつか開発し覚えてしまえば、試合を組み立てることができるという訳だ。

これは、ギターのアドリブにも同じことが言える。
とりあえず、チョーキングやらハンマリング、ペンタトニックスケール、ナチュラルマイナースケール等を覚えたら、アドリブが弾けるか?と言えば、何もできない。
フレーズ(=型)を色々と覚えて初めてアドリブが組立られるのである。

結局は、何事も基本と理論が大切という、つまらない結論なのである(笑)





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